王力宏(ワン・リーホン)
CRI2017-10-17 19:07:00
王力宏(ワン・リーホン)は、1976年アメリカ生まれの歌手、俳優。1995年に台湾で歌手デビューし、アイドル系のルックスや抜群の音楽センスにより、デビュー当時から注目を浴びています。
リーホンは、幼い頃から音楽の才能を発揮し、兄の影響を受けてバイオリンを始め、ピアノ、ギターもマスター。その後、マサチューセッツ州のウィリアムズ大学に入学し、音楽を専攻しました。1995年にはアルバム『情敵貝多芬(Love Rival Beethoven)』でメジャーデビューを果たし、1999年、大ヒットアルバム『公轉自轉(Revolution)』をひっさげて台湾のグラミー賞とも言える第10回金曲奨で「最優秀歌唱賞」と「最優秀アルバムプロデューサー」の2部門を受賞し、早くもトップアーティストの座に上りつめました。
その後、2003年に発表したアルバム『不可思議(Unbelievable)』により、第15回台湾金曲奨最優秀アルバムプロデューサーに再び輝きます。2004年に発表したアルバム『心中的日月(Shangri-La)』は中華圏で大ヒット、のちに同アルバムの表題曲「心中的日月」が日本人歌手の中孝介によってカバーされました。また、2006年のアルバム『蓋世英雄(Heroes of Earth)』によって第17回台湾金曲奨最優秀男性歌手賞を獲得。2008年には、米のサイト「GOLDSEA」主催のランキング投票で、「最も影響力を持つ米籍アジア人トップ80」の一人に選ばれました。
一方、日本でも2003年にシングル「たった一人の君へ/ラスト・ナイト」とアルバム『THE ONLY ONE』の2つの作品によってデビューを果たしています。その後、シングル「愛の奇蹟」「Dream Again」、そして2004年7月には日本語のセカンドアルバム『Hear My Voice』をリリース。
リーホンは俳優としての活躍も目覚ましく、CM、映画に数多く出演しています。俳優デビューは2000年のアクション映画『SPY_N』で、翌年にはアクション映画『拳神 KENSHIN』で早くも映画初主演を果たしました。その後、日本映画『MOON CHILD』(03)や『真昼ノ星空』(05)などで、Gacktや山本太郎、鈴木京香らと豪華競演しています。2007年には李安(アン・リー)監督の『ラスト、コーション(原題:色・戒)』、2010年には、成龍(ジャッキー・チェン)映画『ラスト・ソルジャー(原題:大兵小将)』など話題作に出演。
2013年11月に結婚し、2014年7月に第一子女児が誕生するなど近年はプライベートも充実し、家庭生活に注力していました。そんなリーホンがいよいよ今年にニューアルバムのリリースを決定。人工知能"AI"と「愛」をかけた未来感たっぷりのアルバムになりそうです。